Taka-Coma's Blog

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SCOPE若手枠の申請書書ききった

研究費が足りないマンとしては,なんとかして大型予算を取りたいところです.

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若手を対象にした大型の予算には,総務省の出している「戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE, Strategic Information and Communications R&D Promotion Programme)」があります.

総務省|戦略的情報通信研究開発推進事業|戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE) 事業の概要

これの若手ICT研究者等育成型研究開発が若手研究者を対象としています.

特徴としては

  • 3年2ヶ月(応募年度末の2ヶ月と3年)
  • 1000万円/年(最初の2ヶ月は100万円)

申請書は15ページの研究内容に関することと,予算計画,これまでの研究動向です. 総じて30ページ近くになります.

総務省の人が名古屋大学で説明会を行ったときに,「来年からは若手枠の金額や年数が減るかも」ということを言っていたので,今年は意地でも出そうと思っていました. ただ,例年若手枠は7倍くらいの倍率なんですよね...

15ページ書くのは意外としんどいですが,なんとかなりました. どちらかというと予算計画のほうが困りました.

1000万という金額が意外と中途半端だということを認識しました.

  • 研究補助員を雇うには足りない
  • PCや出張で使うには多い

まあ,現代らしく構成のPC/サーバを買うことでなんとかできそうですね. 人を雇って仕事を分散したかったのですが、人件費に振ると今度は出張ができなくなります. なやましい.

もし通ったら事務補佐員くらいは居てくれるといいかな,と思ってます.

ともあれ,ちゃんと書いたのであとは結果を待つのみ. そのうち神社にお参りに行こうかな

論文採択:Personalized PageRankを利用したエンティティ検索のランキング改善@EYRE_CIKM2018

ちょっと前の話ですが,報告してなかったので書きます.

"Graph Analytical Re-ranking for Entity Search"という論文がCIKM2018の併設ワークショップEYREに採択されました.

概要

  • 目的:エンティティ検索のランキング精度を改善
  • 着眼点:これまでのエンティティ検索ではグラフ分析ベースの手法があまり利用されていない
  • 問い:グラフ分析ベースの手法は適当か?
  • ナイーブ:PageRankはどうだろうか?
  • 予備実験:素のPageRankでは全くだめ
  • イデア:SOTAのランキングは悪くないので,改善する方向で考える
  • 手法:Personalized PageRankのアイデアでSOTAのスコアを再伝搬しre-ranking
  • 結果:それなりによくなった
  • 課題:NDCGは良くなったけど,そもそもRecallが低い
  • 調査:ベンチマークでクエリのキーワードと解のエンティティの距離を計測
  • 結果:キーワードが遠くにあり,マッチングしないエンティティが存在
  • 考察:エンティティの表現学習の工夫が必要そう

成果

  1. Takahiro Komamizu, "Graph Analytical Re-ranking for Entity Search", in Proc. the 1st International Workshop on EntitY REtrieval (EYRE 2018) colocated with International Conference on Information and Knowledge Management (CIKM 2018), pp.-, Turin, Italy, October 22, 2018 (to appear)

研究費が足りない

今年の2月に名古屋大の助教になって8ヶ月が過ぎようとしている.

科研費は若手が無事に通り,320万円/3年を頂き研究をしている.

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科研費を関連研究調査や研究成果発表に使ってきてすでに3回国際会議へと参加した. 一度の出張でおよそ50万円(旅費30万,参加費10万,宿泊・日当10万)くらい使うので, 半年で150万くらい使った.

今年はなんとか乗り切れるが,来年以降が大変不安である. 科研費は残り130万円で次年度70万円,次々年度60万円の配分である. 海外出張一回分しかない...

なるほど,自分で研究費をかき集めてくるのはなかなか大変だ. 前にいたラボはこれでも買ってほどお金があり,出張には困らなかった. 今のラボはそこまで予算的余裕を持ったラボではなく,自分で研究費はなんとかしなければならない.

財団が出している研究助成や企業との共同研究を引っ張ってこないとなかなか厳しいようだ. ここ最近は財団の研究助成の申請書を書きまくっている. 早速一件落ちたけど...

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科研費同様に通ったら申請書は公開する予定. 通らなかった申請書は研究ネタを明らかにしないために未公開.

がんばります

大川情報通信基金の助成金ダメだった

大川情報通信基金助成金への応募の結果が返ってきた。

www.okawa-foundation.or.jp

結果は不採択。 なかなか厳しい...

不採択理由などは明かされないためどう改善するかはわからない。

今回の応募数は302件だったようです。 昨年の採択数が40件なので、今年も同数と仮定すると7.6倍の倍率。 こりゃ当たらんわ。

悩むくらいなら出して、当たればラッキーくらいに思うしかないな。

ACT-Iだめでした

  • JSTのACT-Iに挑戦しましたが,面接に行くことなく不採択でした.
  • 提案のモチベーションやこれまでの成果については評価されましたが,内容の具体性が不十分だったようです.
  • 今回の提案のタイミングがACT-Iの最終年度だったので,次の挑戦はありませんが,他の申請に活かしたいです.

SIGMOD2018 調査

2018/6/11~15にアメリカヒューストンで開催されたSIGMOD2018に参加してきた. この記事はその時のメモ写真.

データベースのトップ会議.

参加者数728名

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そうそうたるスポンサー

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投稿件数・採択率

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レビューの長さ

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論文採択:エンティティ検索のための解釈可能表現の学習

概要

  • LOD上のエンティティ検索(キーワード検索)タスク
  • 初の単著論文
  • キーワード検索のためのエンティティの表現学習
  • ランダムウォークをベースに周辺のエンティティの表現から中心のエンティティの表現を学習
  • ランダムウォークにはRWR (Random Walk with Restart) を適用
  • 色々な観点で評価・考察

成果

  1. Takahiro Komamizu, "Learning Interpretable Entity Representation in Linked Data", in Proc. the 29th International Conference on Database and Expert Systems Applications (DEXA 2018) , pp.-, Regensburg, Germany, September 3-6, 2018 (to appear)